一休さん(いっきゅうさん)は、室町時代の臨済宗の僧一休宗純の愛称
主に、その生涯に様々な説話を残した事から江戸時代に説話『一休咄』が作られ、頓知で有名となる
昭和の終頃まで、絵本の童話の題材、紙芝居の題材として良く用いられた
特に、屏風の虎退治などの話は有名
『一休咄』は作者不詳で、世に出たのは一休の遷化から200年余り後の江戸時代前期・元禄年間である
実在の一休が周建を名乗っていた幼少時代に時代が設定される
『一休咄』は民衆の願いを歴史上の人物に仮託した読み物で、一休の事績の他に、一休になぞらえた民間説話や登場人物を他の高僧から一休に置き換えた伝説が数多く挿入されており、史実とは言い難い
桔梗屋が一休に出した問題の一つ
店の前の橋を一休さんが渡ろうとすると、「このはしわたるべからず(『この橋を渡るな』の意)」と書いてある
しかし一休は、「この端(はし)渡るべからず」と切り返し、橋の真ん中を堂々と渡った
後日談で、同じ問題に加えて「真ん中も歩いては駄目」と難題を出されたが、「橋に乗らねばよいのだろう」と敷物を敷いてその上を歩いて渡ってきた
1975年10月15日から1982年6月28日まで、NETテレビ(日本教育テレビ、本放送中の1977年よりテレビ朝日)系列で全296話が放送された
中央児童福祉審議会推薦番組
制作は東映動画(現東映アニメーション)